裏話は陰口のようになるので、僕は好きではない。
如何に人が見ないところで非道なことが起きていても、知らない人たちが表面上の一部を見て妄想しているならばそれはそれで本人たちの好き好きだ。
実際に体験していないのに、何を言っても無駄なこと。
そう思って「夢を壊さないように」黙っているのは、若い頃にメディアの世界に入った時からずっとだ。
しかし最近、他の人たちが嘘をついてズルいことをしている時も、一人だけ同じことをせずに生きているある勇気ある科学者が、「意を決して言います」とこれまで黙っていたことを断言して述べていた。
なんて勇気ある人だと思った。
世の中は恐ろしいところだ。本当のことを知っている人たちが、黙っているからだ。
アルベルトが言った言葉を思い出すが、僕も「黙っている」方だろう。
まず最初は、何が起きているのかわからない。理解できない。
僕の場合は自分の内面の変化や道理に沿っていないという理由で動くから、何かがおかしいと危険は察知できる。
だが、殆どの人にはそれもできない。できたところでいいのかどうかはわからないが。
ある出版社が最近話題になっている。
良くない意味で問題になっている。
ラジオに出ていた頃、僕の本がそこから出るはずだった。
その頃も大変だった。色々問題が起きて、ご破算にはなったが原稿は今も僕が持っている。
僕はもうこれでは生きていけない、と思っていたから、それを機にすぐさま教授の推薦してくるものを断ってやめた。
ただ、その時の流れでやるはずもなかったことをやらねばならなくなり、今もその流れで苦しんでいる。
彼の七光りで得たもの、ついてきたものは、恐らく悪しきものばかりだ。
だから、彼を崇拝する人はいなくなって構わない、と以前述べた。
それでいいのだ。悪しき因果の流れの中にいると、どうあっても敵を生み出し人から奪う。
憎しみと嫉妬。それらが特に多く渦巻いているところだった。