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裏話は好きではないが、ある出版社での話~無料記事~

 そんな若者たちをなんとか守ろうと、嘘をつかずに学べるように尽力している先生がいる。

 正直に生きる人は、嘘つきに「数で負ける」から何も知らずに嘘つきに煽動される人たちに攻撃されている。

 あれだけ内部が酷いということは、まず入って見ないと、想像もつかないだろう。

 だが、だからこそ「知りもしないのに人を叩くな」と僕は言いたい。

 自分たちを守る善人を排除し、本当は騙している人々をのさばらせることになる。

 本質から外れてはいけないのだ。

 どんな状況であっても、道理は曲げてはならない。

 出版社で問題が起きていた時、ある若い人がうつ病になり仕事をやめた。

 堪えられなかったのだ。

 大体、僕自身も一体何が起きているのかわからないのだから、仕方ない。

 教授は次々お膳立てをするが、とにかく思い通りにならないと怒る。説明もされずに望んだことを察してやってくれることが彼にとっての優秀なのだ。

 「親の望みを察して望み通りに動く子」

 つまり自分のような人を求めている。

 しかしそれは「認めてもらいたがる人に限る」だ。僕は違う。

 ここで会ったが百五十年目。

 ド底辺の何も持たない若造が、幕末以降、自分たちを敵視していた氏族の末裔だとは思わなかっただろう。

 「これが明治貴族か」と心の中では思っていた。

 そして「やはり教えられた通りだった」と納得した。

 だから、貴族の真似をすると餓鬼になるとよく叱られたのだなと。

 我々武士は家族思いだ。特に戦国を生き抜いた一族は、家族どころか子子孫孫まで一族を守る。親を蔑ろにはしない。褒美をもらうために世に出て働かない。

 認められようとなどしないし、精進も欠かさない。餓鬼にはならない。

 僕は心理学や精神医療を学んでは来ているが、歴史はたかが150年にも満たない新参学術。

 更には西洋の常識から生まれている。

 古くから日本を平和にしてきた教えにも、釈迦の説いた道にも遠く及ばない。

 僕自身は、元々一族の教育を受け、「見えないもの」は存在していると当たり前に考えられる目を身に着けているから、心理学など関係なく目を醒ましてきた。

 親切にしてくれる人がいたからという理由で変わるならば、他にもそんな人がゴロゴロいるだろう。

 僕は子供の頃菩提心を起こすことができたが、それは一族の教えとそれまでの教育があってのものだ。

 たまたま出来はいい方だったが、それが理由ではない。

 

 殆どの人は、社会的権威の言うなりになろうとする。

 答えを外に求める。

 その時既に憎い人をやっつけることしか考えていないから、なんでも利用して気に入らない人間を叩くのだ。

 僕は、一族の身に着けてきたものを見に着けて生きている。

 それにより助かっている。僕自身は心理学は説明するために使っているだけで、自分は身に着けた技で生きているから全く使わずに生きてる。

 そんなことより、因果の流れや感覚的に察知するものの方が確実だ。

 頭の中で理屈で考えているようでは、簡単に騙されてしまう。

 普通に考えても、「こんなことをする酷い人がいる」と述べて、それを如何にも悪いことのように述べている、批判しているならば、「この人はやらない人なのだ」と思うだろう。

 それを何度も何度も言い続け、自分は被害に遭ったことだけ話していれば、「この人は被害者なのだ」と思うだろう。

 しかし、それほどまでに言い続けるほど、嫌なことが起きても忘れずに恨んでいられるものだろうか。

 それを言い続けながら、何をしているだろうか。

 悪行を拒む人たちは、いつも黙っている。

 人を批判するより、自分が善い行いをすることで前に進もうとする。

 そのために、人一倍苦労している。

 今の日本社会では確実にそうなる。

 嘘をつく人たちは信じてもらえるから、そんな苦労はしない。

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