悩んでいる人たちと接していて、認知能力の差があまりにも激しいと思ったので、これから書くことをどれだけ理解できているかを確認してみてください。
考えたこともない、という場合は、生きる上で必要になるので自分自身の中で自覚できるまで考え続けてください。
・立場による関係性と、内面による関係性の違いが理解できているか
クラスメイト、生徒・先生、同僚、先輩・後輩、上司、店員・客、などは立場の関係性。獲得するための条件さえ揃えば誰でも即獲得できる関係で、変化することはない。主に特定の目的のため、契約的な合意により獲得される。卒業、退職、などにより目的が失われると関係性も失われる。内面的に良好であってもそうでなくても関係性そのものを変えることはない。他者の介入により作られることもある。
友達、恋人、などは情による関係性。各々の自発的努力により、心の相互性が成立した際にのみ形作られ獲得できる関係。内面的な努力が必要で、内面的成長の糧となる。主に立場の関係性における接点から作られるが、立場の関係性において良好な関係が築かれた際に、並行して変化しながら作られる。立場の関係性が失われ接点が無くなっても、内面的に育ったものが失われることはない。契約的または支配的な理由で形だけ似せて作られていることもあるが、その場合は立場の関係性であり情により作られた関係性ではない。立場の関係性であった場合は、立場が失われると情による関係性が残ることはないが、どちらの場合も接点を失った際の情により心の中に残る関係性が決まる。接点が失われても本人の内面的成長により変化する場合がある。
・「私」という存在はいない、と理解しているか
「私」という存在はこの世に実在せず、自分は常になんらかの関係性により対象者から見た立場の「私」以外の存在になっている。故に、自分は常に他者と接する際には立場上の存在の自分に能動的に「なって」いなくてはならない。
また、親という存在は自分との関係性による立場でしかなく、自分が見ているのは自分から見て親にあたる人間の一側面であり、存在そのものではない。自分を中心に作った世界では、自分との接点で自分にとって望ましいことが起きたか起きないかで他人がどんな存在かが決まってしまうが、それは自分の心の中を映し出した世界であり、事実ではない。
・気持ちは心の中にあるものであり、形にすることはできないと理解しているか
心の中は常にあり、言葉は心ではないので語ることはできない。人間は嘘をつくことができるので、言っていることがそのまま思っていることではない。また、気持ちは口に出さない時に育つ。過去に恨みを抱え我慢して報われようとする人は、我慢して犠牲を払うことで恨みを育てる。愛情や友情も同じく、忍耐による行動を繰り返すことで育つ。自分の中にある感情は自分しか育てられない。
これらを全て理解し、現実の人生において実践していることで自身の内面に安寧をもたらすことができます。
上記のものは全て冷静に思考していけば自覚可能なことですから、確認や自覚のために役立てていただければ幸いです。