無料記事, 非会員向け

親に受け入れられなかった人が出会う運命の人 ~無料記事~

 神経症の人は、自分を受け入れてくれる人に出会っても親代わりにしてしまいそこで成長することがない、と言われています。

 親に自分を受け入れてもらえなかった人にとっては「運命の人」と呼べるわけですが、なぜそこで変わることができないのでしょうか。

 自分を受け入れてくれる「他人」は、「親」ではありませんが、一体自分を受け入れてくれるとはどういうことなのでしょうか。

 これは理屈で説明するより、実際に体験するとどんな感覚になるのかを話した方がわかりやすいと思います。

 

 自分を受け入れてくれている人に出会うと、自分を嫌っている自尊心の低い人でも自分がいつもより「良い存在」になったような気がします。

 他では、人と話す時にどう話せばいいかわからずおどおどしていたり、盛り上げるつもりで失敗して気まずい空気になってしまったり、周りの冷ややかな反応に傷付いても平気なふりをしていたり、嫌われたかもしれないと思い後で気に病んだりしていた人も、自分を受け入れてくれる人といると、自分は好かれている、うまく仲良くできている、という感覚になります。

 一緒にいても、「嫌われないようにしなきゃ」と相手の様子をいちいち気にしてご機嫌を伺うことなく、緊張して作り笑いを浮かべることもなく接することができて、いつもならほんの少しも関係が良好に進んでいる感覚などないのに、その人とだけは関係がうまくいっている感覚があるのです。

 他の人に対しては「許されない」と思うからやらないことを言ったりやったりしても、相手は態度が変わりません。気を使わずに、自由にしていられるのです。

 そこで「この人は平気なんだ」と思うのです。自分が何をしても許してくれる、それでも好きでい続けて仲良くしてくれるんだ、と思うのです。

ページ: 1 2