無料記事, 非会員向け

心眼を開く、第三の眼とはなんなのか?

 ちょっとしたことで感情的になり、怒鳴り散らしたり論拠のない罵倒を続ける人。賢くはないですよね。

 このような人は、脳の中で情動を生み出す部分から思考が進まないのです。

 なんらかの刺激を受けると、その情報が脳の脊髄あたりから入っていきます。そして真ん中あたりを通る時に、「情動」を感じる扁桃体を通ります。

 この扁桃体という部分は情動を感じる部分で、人間のように思考する脳を持たない下等動物と呼ばれる動物にも存在しています。更に、感情的記憶は扁桃核に収まっています。親子関係のトラウマから今を破壊しているような人は、扁桃核にある感情的記憶に操作されています。

 感情は意識とはまた別ものなのです。

 扁桃体を通り脳の前の部分、前頭前野のところまで来ると「理性的に思考して判断する」ができるようになります。

 つまり、「動物みたいな人」が「いきなり怒鳴り散らす人」なのです。

 僕の表現では「お勉強ができるバカ」と呼んでいましたが、普通にただのバカの方もおられますね。

 お勉強もできないが、感情も制御できない。そんな人もいます。

 しかしお勉強がすごくできても、自分とはなんら関係ない状況ならば冷静に考えられるのに、自分が関与する話題であるだけで冷静に考えられない人もいるのです。それが「お勉強ができるバカ」です。

 人間にしかない脳の部分が発達していないのです。これは「進化」と考えていいでしょう。

 悪口を言っているのではなく、本当にそうなのです。

 社会的には超頭脳明晰で優秀なのに、人間性としては感情的で子供のような人も存在します。

 前頭前野部分が人より進化しているということは、学問的成績や職場での部分的能力が高いこととは直接関係がないのです。

 そのような能力については、生まれながらの環境がもたらす影響が大いにありますから、本人の努力だけでどうにかなるものではないのです。

 少なくとも「道理を理解できるだけの知能」は必要ですが、重要なことは扁桃体を通過する際に「動物的反応」を抑えることです。つまり情動を制し理性で考えるということです。

 タイトルの意味がわかってきた人がいるでしょうか。

 第三の眼、心眼というものがよくイメージ像でも額に描かれていますね。

 あれは正しいのです。

 額のあたりで考える、つまり理性的に考える部分の脳を使うということなのです。

 感情的に考える人は、人前で会話をしている最中にもよく下を向いています。感情的記憶で考えているのです。

 今あるものを認識し、理性的に考えるならば額の部分に意識が集中し、目の前に人がいるならば視覚も使いますから下を向くことはありません。

 脳のどこを使う仕事をさせているかで、頭の向きは自然と変わります。

 最近(2015年)では長期記憶と短期記憶で脳の違う場所を使うことが、実験で視覚化され証明されました。

 今まで論理的に正しいとされてきたことが、東大、北海道大、カリフォルニア大の共同研究にて証明されたのです。

 今は科学的に証明されない、または視覚化して確認していないことも、そのうち明らかになる日が来るでしょう。

ページ: 1 2 3