無料記事, 非会員向け

人間は必要な能力はちゃんと持っているから大丈夫 無料記事

 心理的に健全な家族は、相手が我慢して嫌々一緒にいるわけではありません。好き好んで一緒にいるんですよ。無理強いは何もしないのです。

 お前が間違っているとか、みんながどう言うとか、そんな風に責め立てて気に入るようにしたら「よし、それでいい」と満足するような集団ではないのです。

 しかし自分が支配する集団を「理想の仲良し家族」「愛し合うカップル」だと思っている人も大勢いますから、それはそれでしょうがないです。

 自己中な視点しかないのに、それ以外のことなど想像の範囲外です。説明したところでわかりませんよ。

 自己執着から離れて想像することができない人には、たとえ何でわかりやすくして見せても理解不可能です。しょうがないです。

 図にして見せたところで「こうして見せてもらえると理解できる」とは言うでしょう。その時は理解するでしょう。

 でも現実に戻ったらすっかり忘れて「いつも通り」になります。

 理解したことを決断して実行する。これができないのです。

 理解したことは理解したことで、「話題のタネ」くらいにしか思えないのです。それについて話すことはできても、自分の身に置き換えて何をすべきか判断することはできないのです。

 いちいち他人が指図したらできるかもしれませんが、自力でできるようにならないので意味はありません。横にいつも介護役みたいな人が必要になります。

 でも、嘆くことでもありません。わからない人はわからないからこそ、それで絶望するわけでもないし、危機感も覚えません。

 ちなみに、僕より殆どの人の方が幸せに生きていますよ。

 安心安全な中で生きています。僕なんていつもいつも死にたいような綱渡りの中で生きていますから、今まで一度も安心できる日々など送ったことはないです。

 社会的な能力にしても、安定した生活や家族にしても、殆どの方が持っていますから気にすることはありません。

 理屈で覚えても身に着くことでもありません。

 僕は「愛された家の子たちのように、楽しく会話できる能力が欲しい」と思ったので、身に着けただけです。

 自分の人格が愛された子のようになれば人生は変わると思ったからです。

 親に捨てられて捻くれたバージョンの僕から、もし愛されて育ったならばバージョンの僕に変わっただけ。たったそれだけのことで、特にこれという社会的な保証も何もないです。

 一銭の得にもならないものですよ。

 人格で就職しているわけではありませんから、普通に社会的に必要なことがあるのが最も大事だと思います。

 家族なんて崩壊していても、きちんと仕事ができて家族があれば生きていけます。

 それ以上を望む方が贅沢だと思いますよ。

 優先して選んだものがあり、それは後から望むものと矛盾しているのですから。

 とりあえずなんとか結婚したからいいや、次はこの人に愛情ある人に変わってもらおう。そんな人がいます。

 その目的は、今の状況から継続して叶えられないものです。

 離婚して相手を変えるしかないです。自分が考え方を変えて相手を愛するようになるなら可能ですが、「相手にだけ変わってもらおう」というのは無理です。

 特に自己愛の強い人は「何をしてやったんだから、~をすべき!」というやり方です。自分が変わると言えば「何をしてやるか」の部分を変えることしかありません。つまり支配の関係しか望んでいないのです。

 または、自分が何ができないという理由で「お世話をしてもらう」のです。構ってもらってお世話をしてもらって、相手の赤ちゃんになるのが望みです。

 生まれ直したいんですよね。わかります。僕も子供の頃はそんなこと思いましたよ。

 本物の親ではなく、別の親の元で生まれ直して、大人になっても可愛い子供のように扱われていたいんですよね。

 それはそれで自分の望みですからね。一度やりたかったこととか、あるでしょう。

 一度でいいから普通に誰かと付きあってこんな風にしたかった。

 妄想恋愛ストーカーの人はよくこんなことを言います。したかった、なので、その成仏できない思いを消化するために一役買ってくれという要求であり、恋愛の形をとっていてもそれは本物のカップルではありません。

 もうあきらめているんですよ。

 「やりたかったこと」を今からやろうということは、もうそれ自体は絶対に叶わないと諦めているのです。ただ、気持ちだけが、心残りだけがどうにもならないから、感情的なものを消化するために手伝ってもらいたいだけです。

 本気で叶えたいわけではないことは、最初から明白です。

 大丈夫です。欲しいものを得るための能力は、必ず伸ばします。そのようにできています。

 必要になった時にその能力は使えるようになります。

 いきなりパッと使えるのではなく、その能力を伸ばすための道を選び必ず身に着けていきます。

ページ: 1 2 3 4 5